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TOP : 初、矢部っち
本日(22日)見晴台考古資料館にて開催された、なごやっ子の放課後を考える会の例会で、
「カメ博士」こと愛知学泉大学コミュニティ政策学部の矢部隆教授の講演がありました。
テーマは、「カメの生態を知って、自然を考えよう」で、「カメの進化と生態」の話から始まりました。
特に興味深かったのは、カメの雌雄は性染色体で決まるのではなく、
卵が温まる温度で決まるという話でした。
温度が高ければメス、低ければオスになるらしいのですが、
進化の過程でなぜそのようになったのかについては、
多くの学者が研究対象にしてきたにも関わらず、未だに解明できていないそうです。
また、カメたちの生活には「エコトーン」と呼ばれる場所が重要であるとのお話でした。
「エコトーン」とは、環境の位相の変わり目、例えば森林と草原、陸と水面といった部分を指し、
カメの場合には、水辺エコトーンが対象になります。
次に「カメたちの危機」の要因についてのお話がありました。
危機には、
1)開発などによる生息場所がなくなる危機
2)農業、漁業の人為による負傷、事故死の危機
3)水質の悪化による危機
4)ペットとしての乱獲の危機
5)外来生物の影響による危機
が考えられるとのこと。
笠寺観音の放生池では、2)4)の危機については可能性が低く、
1)、3)、5)を考える必要があります。
既に5)については、2年前から取り除く作業を始めています。
3)についても昨年から井戸水の導水が始まりました。
1)については、生息場所を確保するため、水辺エコトーンの再生が必要であると考えられます。
3)の水質浄化と合わせて、池北側のスロープ部分に、水の有機成分を固着させ、
さらには子カメの隠れ家となるような水生植物を植える必要があるとのご提案がありました。
「カメ博士」こと愛知学泉大学コミュニティ政策学部の矢部隆教授の講演がありました。
テーマは、「カメの生態を知って、自然を考えよう」で、「カメの進化と生態」の話から始まりました。
特に興味深かったのは、カメの雌雄は性染色体で決まるのではなく、
卵が温まる温度で決まるという話でした。
温度が高ければメス、低ければオスになるらしいのですが、
進化の過程でなぜそのようになったのかについては、
多くの学者が研究対象にしてきたにも関わらず、未だに解明できていないそうです。
また、カメたちの生活には「エコトーン」と呼ばれる場所が重要であるとのお話でした。
「エコトーン」とは、環境の位相の変わり目、例えば森林と草原、陸と水面といった部分を指し、
カメの場合には、水辺エコトーンが対象になります。
次に「カメたちの危機」の要因についてのお話がありました。
危機には、
1)開発などによる生息場所がなくなる危機
2)農業、漁業の人為による負傷、事故死の危機
3)水質の悪化による危機
4)ペットとしての乱獲の危機
5)外来生物の影響による危機
が考えられるとのこと。
笠寺観音の放生池では、2)4)の危機については可能性が低く、
1)、3)、5)を考える必要があります。
既に5)については、2年前から取り除く作業を始めています。
3)についても昨年から井戸水の導水が始まりました。
1)については、生息場所を確保するため、水辺エコトーンの再生が必要であると考えられます。
3)の水質浄化と合わせて、池北側のスロープ部分に、水の有機成分を固着させ、
さらには子カメの隠れ家となるような水生植物を植える必要があるとのご提案がありました。
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