TOP : 朗読会が終わりました。
投稿者 : t1217 投稿日時: 2011-02-15 23:52:05 (341 ヒット)
昨日は、雪が降るくらいのとても寒い日でしたが、
ビブロマニア雪見では20名を越える方々とともに、
宮沢賢治の世界に浸ることができました。

おつきゆきえさんには短い時間ではありましたが、
「いてふの実」「氷と後光」「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」の3作品をお話いただきました。
開始時間が6時半という丁度ラッシュの時間帯だったため、
旧東海道を走り抜けるクルマがとても多く、
積もった雪をはね飛ばしながら走る音や信号停止時のエンジン音など、
騒がしい状況の中で朗読会は始まりました。

しかし、1作品目、2作品目と読み進んでいくうちに、
通り過ぎるクルマも徐々に少なくなり、
外の音が全く気にならなくなりました。

それどころか、ビブロマニアのぎゅっと詰まった店内に、
作品の情景が浮かび上がって見えるようになってきました。
2作品目では、ビブロマニアが木製の夜汽車の車内になり、
通り過ぎるクルマのヘッドライトは、
車窓を流れる雪深い岩手の民家の灯りになりました。
3作品目では、旧ユニーのビルが、
世代を越えて心に残る虔十公園林に感じられました。

店長も今後も定期的に朗読会を開きたい気持ちのようなので、
次回の開催をとっても楽しみにしています。

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